「CALVA」は、1974年、長男聡の誕生と同年、
父良一が鎌倉市大船に小さなケーキ屋さん「エミール」を開いた事から始まりました。
小さいながらも繁盛し、2店舗目を出した頃新しい家族が増えました。
1979年 次男 二朗の誕生です。
それから、30数年間の時を経て、多くの人々に愛されたエミールは閉店を迎えました。
しかし、その精神は両親から息子たちに引き継がれ生まれ変わっていくのでした。
聡、二朗共に国内で職人としてのキャリアをスタートし
聡は、1998年にパン職人として、二朗は、2007年にパティシエとして、
フランスで修行し、多くの出会いと経験を重ねました。
その中でも、一番強く心に残ったのは二人が過ごしたノルマンディーでした。
ノルマンディーの特産物はリンゴ、そのリンゴから作られた蒸留酒が「カルヴァドス」。
地元では「カルヴァ」と呼ばれ愛されています。
言葉も文化も違う異国の自分たちを温かく迎えてくれたノルマンディーの人たち。
彼らへの感謝とあの時の気持ちを忘れぬようにと言う想いを込めて店名を「CALVA」と命名。
そして2009年ついに、地元大船に「CALVA」はオープンしました。
CALVAは、フランスの伝統的な洋菓子とパンに、日本文化を融合させたブランドです。
修行先のノルマンディーで出会った笑顔を、地元大船から世界中に広げるために、
「DELIGANT(デリガント)」をコンセプトにオリジナル商品を展開。
お客様に確かな技術と特別な時間を約束し、革新的な味わいを創造し続けています。
Satoshi Tanaka
「プレーンなパンを作る」ことが私の使命。自分が作るというよりも、“酵母の世話をする”と言った方が正しいかもしれません。酵母にとって良い環境を整えることが一番の仕事です。毎日慈しむことで、CALVAにしかない酵母、味わいとなるのです。常にベストなパンを提供するために、毎日気候に合わせて異なる方法で作り上げています。1974年神奈川生まれ。1993年「東京プリンスホテル」製菓部制パン課に配属。1998年渡仏し、ノルマンディー地方やサヴォワ地方で修行。帰国後、三國清三氏の「ミクニマルノウチ」にシェフ・ブーランジェとして招かれる。2009年地元大船に「Boulangerie CALVA」をオープン。2014年、2015年、2016年「みんなで選ぶベストお取り寄せ大賞」でプラチナクロワッサンが3年連続総合大賞を受賞し、殿堂入り。
Jiro Tanaka
「美味しいものを作る」これが私が菓子作りを始めてから、職人としてずっと追求し続けていることです。また一方で、健康上の理由などから、周りの人と同じようにお菓子を食べられない“食のマイノリティ”の人たちにも安心して食べもらえる、そして多くの人に心から「美味しい」と言っていただける、そんなお菓子を作り続けることが、私の信念です。1979年神奈川生まれ。1998年「東京プリンスホテル」入社。2001年川村英樹氏の「パティスリーアテスウェイ」にオープニングスタッフとして勤務。2007年渡仏し、ノルマンディー地方で修行。2009年地元大船に「Patisserie CALVA」をオープン。2022年パリで開催された「WORLD CHOCOLATE MASTERS」に日本代表として出場。味覚4部門中3部門でベストアワードを受賞は日本人初。
Kentaro Suzuki
「シンプルな素材の旨味を引き出す」これが私の料理哲学です。地元湘南の新鮮な魚介や三浦産の野菜を使用し、季節ごとに最適な料理をお届けします。看板料理のブイヤベースは、新鮮な魚介を絶妙に仕上げた一品です。フランスと日本の技法を活かし、独自の料理スタイルを築いてきました。料理に対する情熱と、お客様に喜んでいただくことが私の原動力です。福島県生まれ。「ミクニマルノウチ」、「葉山ホテル音羽ノ森」を経て2006年渡仏。南フランスルールマランの「オーベルジュ・ラ・フニエール(ミシュラン1つ星)」にて、シェフ レンヌ・サミュの元でプロヴァンス地方料理を学ぶ。2008年1月より「葉山ホテル音羽ノ森」料理長就任。2009年8月、大船にフランス料理店「Chez Kentaro -シェ・ケンタロウ」をオープン。2017年新天地北鎌倉に移転、現在に至る。